強い少年野球チームの特徴とは?

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記事の目次

いかに少年野球とはいえ、勝負事ですからみんな勝ちたい気持ちは同じです。そんな中、上部大会などで常に8強、4強以上に進出してくるチームがあります。毎年選手は変わるはずなのに不思議ですよね。そこにはどんなカラクリがあるのでしょうか。

人数が多い

どんな団体スポーツにも言えることですが、所属している部員の数が多いに越したことはありません。それは、多ければ多いほど巧い選手や身体能力の高い選手が多く所属している確率が上がり、強いチームが形成される可能性もまた上がるからです。

逆もまた真なりで、団員数が少ないチームは確率的にも弱いチームであることが多く、弱いチームゆえに入団する選手もどんどん少なくなるという悪いスパイラルに嵌り、選手が10人揃わないことによって試合ができなくなり、最終的にチーム消滅の危機を迎えます。(上部大会では、最低10人の選手登録が必要であることが多い)

強いチームには保護者も群がります。東京では大抵の地域で、小学校単位にチームが括られています。XX小学校の子はチームXXへ、YY小学校の子はチームYYへというような暗黙の線引きのことです。“今度の日曜日は学校行事で登校しなければならないので、野球ができない”…などの学校関連の状況が共有できるので、同じ小学校の子は同じチームにいると何かと都合がいいからです。

ところが、“モンスター親”はこのルールを平気で犯します。彼ら彼女らは、保護者同士で形成されるPTAや地域のネットワークを駆使して“強いチーム”の情報をかき集め、たとえ越境させてでもなんとかそのチームに入団しようとします。その結果、他区や他県の選手まで集まる強豪チームが存在…という状況を生みだしています。さらに、驚くべきことにチーム側から主体的に他区や他県の選手を引き抜いている場合もあります。もともと好素材の選手があちこちから結集して、その中からさらに選りすぐられたメンバーがスタメンとして登場するのですから、強いに決まっていますよね。毎年、区の代表として当然のように勝ちあがってくるチームは、この疑惑が強いです。

まあ、こういった寄せ集めの強豪チームは、1学年に選手が何十人もいるのですから試合に出るのは至難の業です。やたらに強いチームにお子さんを入れたいのなら、試合には出られないという覚悟を持って入団してください

素晴らしい指導者がいる

“部員数の多いチームは強い”という理論を前項で展開しましたが、そういったチームの指導者が必ずしも素晴らしいとは限りません。そういうチームでは、どちらかといえばレギュラー外の子に対して目が届いていない状況や、勝利優先主義に偏るあまり子供の気持ちを置き去りにした采配や指導を行っている風景をよく見かけます。

もちろん、強いチームにも素晴らしい指導者はいます。ただ入団するチームを選ぶ際に注意しなければならないのは、チームの強さにばかりとらわれず、教えてくれる指導者達に目を向けることです。良いチームの指導者は、根っから子供が好きです。だからこそ、チームの子供に対して自分の子供のように怒りもするし、褒めたり笑いあったりもできるのです。

まとめ

野球を始めるお子さんをお持ちの貴方。

チームの強さであるとか、練習内容などは二の次にして、まず監督とじっくり話をしましょう。そして、その監督から迸る、子供に対する情熱と愛情を推し量りましょう。

子供の未来を託すチームを選ぶのですから、後悔のない選択をしたいものです。

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