少年野球を卒団後の人間関係と付き合い方

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お子さんが、少年野球チームを卒団しました。長いようで短いと言われる少年野球の期間ですが、貴方のご家庭では如何でしたか?

これまでチーム在籍中に、こつこつと育まれた様々な人間関係があると思います。お子さんとチームメート、お子さんと監督、保護者同士のつながり、保護者と監督、といった関係はその後どうなって行くのでしょうか?
ここでは個別に考えてみましょう。

お子さんとチームメート

ヤンキースの田中マー君と巨人の坂本が、兵庫県伊丹市での小学生時代にバッテリーを組んでいたというのは有名な話です。小学生の時は坂本がピッチャーでマー君がキャッチャーだったというのだから不思議なものです。彼らは現在でも仲が良いようですが、スーパースター同士なので一般論では語れません。『卒団後も仲がよい』非常に特殊な例ですね。

貴方のお子さんは、この先中学・高校・大学と進んでいきますが、野球関係に限らず多くの友達が出来るでしょう

我が家の子供たちの例でお話しすると、仲良しや親友と呼べる本当の友達というのは、高校や大学でできることが多いようです。高校・大学というのは、ある程度偏差値の似通った生徒が集まります。そこで、『文化レベルや物事の価値観が合う』ということがその原因ではないかと勝手に想像しています。
『XX君とは一生の友達』と胸を張って言えるような友達関係は、少年野球友達との間ではできにくいようなので、お子さんには今後の交友関係発展を期待しましょう。

お子さんと監督

盆暮れの暑中見舞いや年賀状を卒団後の今も欠かさずくれる子もいれば、街でばったり会ってもわざと気がつかない振りをする子もいます。(仕方がないので、気がつくように頭を撫でる<引っぱたく>ことになりますが。)

多くの教え子たちの中には、もう社会人として働き、宅急便の集配で我が家まで来てくれる子もいます。当然、野球を続けている子もいれば、辞めてしまった子もいます。海外に留学してしまった子や、悲しいかな亡くなってしまった子もいます

監督の心情としては、『結婚式に招待してくれとは言わないが、せめて道端で会った時くらいは大きな声で挨拶してくれよ』というところでしょうか。
『教え子』というのは、一生『教え子』なのです。

保護者同士のつながり

保護者の関係も色々ありますが、同級生はいつまで経っても同級生なので、その親御さんたちもそのステージ毎に集まってわいわいやっているようです

高校に行っても大学に行っても予備校に行っても、同じ境遇であるママ友からの情報はいつの時にも貴重なのでしょう。

また、チーム在籍時に飲み会が多かったチームは、総じて卒団後にも理由をこじつけて定期的に飲んでいる傾向が強いようです。

保護者と監督のつながり

基本的に、卒団したら関係は疎遠になります。街で会っても、そ知らぬふりをされることが半数以上です。さすがに、親御さんの頭を引っぱたくわけにいきませんが、『一社会人として』会釈くらいはしてほしいものです。

中にはLINEで繋がっていたり、Facebookで『お友達』になっている保護者もいますが、割合でいうとかなり少なくなっています。その人たちからは、一生『監督』と呼ばれることになります。
卒団後は普通の大人同士として、楽しくお付き合いすればいいと思います

まとめ

ここまでのパターンで解ったように、親御さんとして卒団したチームに対して、特に注意すべき点はありません。
但し、監督は教え子に対して『人としての在りかた』を一生求めていきます。

野球を通して教えた数々の指導は、その後の子供たちが『人として』立派に成長することを頭に描いてやってきたものだからです。
街で立派になった姿を見せてください。
監督はそれで充分だと思います。

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