少年野球における学年代表の仕事

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記事の目次

少年野球チームの保護者会で各学年に置かれる“学年代表”というのは、一体何をすればいいのでしょうか。

学年代表の仕事

学年代表は、文字通りチームの中でその学年を代表する保護者です。具体的な役割としては、その学年固有の状況(修学旅行、社会科見学など学年固有の学校行事についての情報)を監督・指導者に伝えたり、電話連絡網やメーリングリスト、LINEのグループ等を作成することで、学年内における情報連携の中心となります。また、納会や各種決起集会など、チーム全体で行うようなパーティーでは、当該学年内参加人数のとりまとめも行います。部費(会費)の徴収を学年単位で行っているチームもあり、その場合は学年代表の指示のもとで行うことになります。

保護者会長との連携

保護者会の組織図的には、保護者会長の下に各学年の学年代表がいて、さらにその下に各学年の保護者がいる図になります。よって、常に保護者会長とのタイムリーな連携が求められ、場合によっては、その立場を補完する任務も担います。(6年生の学年代表はキャリアも長いベテランお母さんなので、保護者会長有事の際は代行として動くこともある)

例えば、あるお母さんが『監督・指導者に聞きたいことがある』場合や『保護者会としての見解を聞きたい』というような場合、その質問は一旦学年代表が受け、“内容精査”というフィルターがかかってから、上にエスカレーションされることになります。これは、監督・指導者や保護者会長に聞かなくても学年代表が回答できるような初歩的質問は、このレベルで対応を完了してしまうという意味があります。但し、勝手な判断で間違った回答をすると、時にとんでもない大問題を結果として引き起こすことがあるので要注意です。従って、“迷った時は、なんでも保護者会長に相談”というのが学年代表の基本スタンスです。

横の繋がり

少年野球チームにおいては、学年を跨いだ縦の繋がりも重要ですが、同学年内の横の繋がりも非常に重要です。

特に6年生という最終学年にもなると、同級生の面々がチームのレギュラーメンバーとして中心を担うことになります。入団以来、毎年育んできた横の繋がりが、最終学年でついに集大成を迎えるのです。

この横の繋がりは、野球に関する連携だけに留まりません。進学する中学校の情報など、学校生活の中でも共有すべきことが多い同学年の仲間達、その親同士を決定的に結びつけるのが学年代表なのです

まとめ

同級生同士の横の繋がりは、少年野球チーム卒団後も続きます。これは野球人生が終わっても、ずっと続きます。同級生というのは一生同級生なので、この繋がりのスタート部分におけるキーマンである学年代表は、ある意味責任重大です。

保護者会長を補佐し、同学年の子供達/保護者の連携を図る学年代表は、いつも情報伝達の中心にいるので、“事情通”としてみんなから慕われます。
充実した少年野球ライフを送るために、貴方も学年代表に立候補してみてはいかがでしょう?

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