使わなくなった野球道具の処分方法
野球以外の様々なスポーツと同様に、使わなくなった道具の処分方法は、各家庭における悩みの種です。
処分に際して、法外な費用を請求してくる悪徳業者も横行しているようなので、注意が必要です。
ここでは、買い替えや野球を辞めるタイミングで発生する道具(主にバット)の処分方法について、お話していきましょう。
ゴミとして処分する
まずは、『捨てる』事を考えてみましょう。
バットを捨てる場合は、
- 粗大ゴミで出す
- 不用品回収業者に回収を依頼する
- 産業廃棄物として処分する
という方法があります。
料金は各自治体や業者によって様々ですが、
- ¥300~¥500
- ¥500~¥1,000
- ¥2,000~
といったところです。
1の粗大ゴミで出す場合には、ゴミとしての出し方の詳細などを、お住まいの各自治体が開設しているHP等で確認してから出すようにしましょう。
2が一番お手軽な廃棄方法ですが、回収料金に幅があるので複数業者から見積もりを取るなどして、適正価格で処分してください。
3は一番高いので一般家庭では利用しないと思いますが、かつて『高校の野球部が廃棄する金属バットは事業活動で発生したものなので、産業廃棄物として処理せよ』という解釈が、環境省から示されたことがあったので載せました。
買い取り業者に出す
“ブックオフ”などの買い取り業者に出す、という手もあります。但し、買い取り額に多くは期待しないでください。
たとえ買った時は高額であったとしても、中古バットの買い取り価格というものは、基本的に『二束三文』です。
査定後に業者から提示される買い取り価格があまりにも安くて、気絶するかもしれません。
さらに、あまりに古いタイプのものや、極端に状態が悪いものは値段が付かず、引き取ってもらえない場合もあります。
“タダで引き取ってくれればラッキー”くらいの気持ちで査定に臨むことが必要です。
チームに寄付する
これも良く思いつく案ですが、寄付されると却ってチームに迷惑がかかる場合の方が多いというのが実情です。
ぼろぼろのバットは、後輩達も使いたがらないので、結局粗大ゴミになってしまうからです。
但し、ちびっ子用の軽いバットであれば、『初心者の体験用』としてチームで受け付ける事がありますので、とりあえず監督/指導者に相談してみましょう。
後輩にあげる
貰ってくれる後輩がいるのであれば、これが一番いいでしょう。
但し、ビヨンドマックスやカタリストなどの高級バット以外は、なかなか貰い手が見つからないと思います。
どの家庭でも、『結局使わなくてゴミになるようなバットは、絶対に貰ってくるな』とお母さん達からキツく言われているからです。
オークションに出品する
オークション出品に慣れているご家庭であれば、これもいいでしょう。
自分が売りたい最低価格を設定して出品し、運がよければ買い手がつきます。
但し前述のような高級バット以外は『家庭内ゴミ』になる可能性が高いので、なかなか買い手がつかないというのが実態です。
発展途上国に寄付する
最近流行っているのが、発展途上国などへの寄付です。
東京都では野球道具を広く引き取り、発展途上国への寄付やチャリティーリサイクルの活動を行っています。
お住まいの行政に確認してみるのがいいかもしれません。
また、『ワールドギフト』というキーワードで検索しても、寄付の方法が詳しく紹介されています。
しかし、回収料金はきっちりとられるので、そのつもりで寄付してください。
但し、どの団体も責任者が考える理想的な活動を信念持ってやっているので、それに賛同できるかどうかをご自身で判断した上で参加してください。
廃品回収に出した場合は、その後どのように処分されるのかわかりませんが、このような寄付によって発展途上国の子供達が使ってくれるのであれば、資源の有効活用にも繋がるので、同程度の費用であれば気分的にもこちらがよいかもしれませんね。
まとめ
今は、物を捨てるだけでも結構お金がかかります。
それまでさんざんお世話になった野球道具ですから、できれば誰かが使ってくれれば一番いいのですが、なかなかそううまくはいきません。
現在の道具の状態も見極めた上で、最良の方法を判断の上で処分してください。